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地域課題ソリューション提案会 セッション1「GISの活用と災害情報の収集」

2026年1月20日、本コンソーシアムは自治体の課題に対して、企業が解決策を提示するイベント「地域課題ソリューション提案会」を開催しました。
イベントでは課題の類型ごとにセッションを設け、活発な意見交換がなされました。本ページでは「GISの活用と災害情報の収集」をテーマにしたセッション1についてご紹介します。
※このページに掲載の内容は、2026年1月20日時点の情報に基づいています

■セッション1  GISの活用と災害情報の収集

セッション1では、大刀洗町様などから、
・GIS(地理情報システム)の活用
・災害情報の収集
・地図情報の電子化
・耕作放棄地情報管理の一元化
の課題が紹介されました。

コンソーシアムの会員企業からは、GISを活用したデータ可視化サービスや、防災情報の収集システムの提案がありました。当日発表された各社のソリューションをぜひご覧ください。

【NTTグループ】
地図情報システム「トリプルIP」

✓ソリューションのポイント
❶ 地図上に気象情報や災害情報、道路情報などを重ねて表示
❷ 建造物の破損状況など、現地の写真を地図上にリアルタイム反映
❸ 効率的な情報収集で、点検対象の抽出や支援計画の策定を迅速化

✓発表の概要
NTTグループ(NTTインフラネット)様からは、地図上に様々な情報を重ね合わせて表示できる地図情報システム「トリプルIP」をご提案いただきました。

発表では、実際に地震や洪水が起きた際の活用事例についてもご紹介いただきました。設備の早期復旧や、災害対策本部でのデータ整理時間削減の効果があったそうです。

【カホエンタープライズ】
防災・災害データの一元管理とTableauによる可視化

✓ソリューションのポイント
❶ 自治体様の業務システムデータや各省庁のオープンデータなど、防災・災害に関わるあらゆるデータを一元集約
❷ データ分析ツール「Tableau」により、集約したデータを多角的に可視化・分析
❸ 「経験と勘」から脱却し、データに基づく防災・減災施策の意思決定を支援

✓発表の概要
カホエンタープライズ様からは、グループ会社であるホームセンター「グッデイ」の全社的なデータ活用で培われた知見を活かし、データ分析ツール「Tableau」を中心としたソリューションをご提案いただきました。

本ソリューションでは、自治体様が管理される各種業務システムのデータに加え、各省庁が公開するオープンデータなどの外部データも含めた災害関連情報を一元的に集約・管理するデータ基盤を構築いたします。集約したデータはTableauを用いて可視化し、避難所の配置状況やハザードマップとの重ね合わせなど、多角的な視点からの分析を実現いたします。

発表では、災害発生件数の地図上へのマッピングや被災者の年齢別クロス集計など、迅速な状況把握と的確な判断を支える具体的な活用事例をご紹介いただきました。
さらに、蓄積されたデータは生成AIを活用したチャット形式での探索にも対応しており、専門的な分析スキルを持たない職員の方でも、必要な情報に素早くたどり着くことが可能です。

本ソリューションの導入により、属人化した「経験と勘」に頼る意思決定から脱却し、データを根拠にした防災・減災施策の推進が期待されます。

【システムフォレスト】
農政・林政や鳥獣害対策のDX

✓ソリューションのポイント
❶ 農林業務に関する各種台帳データを集約し、申請業務などを効率化
❷ 台帳とGISをリアルタイム連携しモバイル活用で現場の効率化
❸ 自治体毎に必要な業務領域でのカスタマイズでのご提供

✓発表の概要
システムフォレスト様からは、関連会社のテミクスグリーン様とともに、電子申請やGISの機能を提供する農政・林政DXプラットフォームをご提案いただきました。

発表では、農地転用の許可申請などがPC・スマートフォンから申請できる機能の開発や、農政・鳥獣害対策業務の各台帳とGISの連携など、現在自治体と連携して検討を進めている事例をご紹介いただきました。GISや生成AIを活用し、イノシシ捕獲の報奨金の電子申請や、地図上での森林資源量解析も可能となるそうです。

【福山コンサルタント】
データを地図やグラフで可視化する「SVCompass」

✓ソリューションのポイント
❶ 統計情報や地理空間データを集約したダッシュボードを簡単に作成
❷ 部門ごとに保有する情報を地図上に集約し、データの統合運用を実現
❸ 作成したダッシュボードは市民にも公開可能

✓発表の概要
福山コンサルタント様からは、オープンデータや組織独自のデータを登録し、ひと目で把握できる「ダッシュボード」を作成できるサービス「SVCompass」をご提案いただきました。

発表では、災害情報などを可視化するダッシュボードが3ステップで簡単に作成できる点や、組織の各部門で保有する情報を「SVCompass」に集めて電子化し、データの統合運用が実現できる点をご紹介いただきました。作成したダッシュボードは市民がスマホ等で閲覧できるよう、公開することも可能となります。

【デロイトトーマツ】
先端技術を活用し庁内横断で取り組んだ防災DXの最前線

✓ソリューションのポイント
❶ 静岡市にて、AIも活用した災害情報の収集/分析可視化/発信システムを構築
❷ 業務課題を解決し、ユーザーニーズに応えるアジャイル×人間中心設計手法
❸ ありがちな個別最適化・サイロ化を打破する、庁内横断でのあるべき姿の追求

✓発表の概要
デロイトトーマツ様からは、静岡市の災害情報分析システム構築の支援事例の発表がありました。

発表では、静岡市における事例として、AIも活用した災害情報分析可視化ソリューションにより、自治体職員の実災害経験が浅くとも高度な判断対応を可能とする仕組みのご紹介や、ありがちな各部署個別最適システムではなく、市全体で共通情報基盤を構築するために推進した庁内横断でのプロジェクトと、それを可能としたアジャイル開発×人間中心設計手法をご紹介いただきました。

また、ソリューションの提案に併せ、石川県能登半島地震の復興支援事例の情報共有もいただき、被災者の状況を自治体間でタイムリーに共有する広域被災者データベースの重要性や、被災者個々人の状況や支援ニーズ等の属性に応じた個別情報発信の重要性を解説いただきました。

✓関連リンク
個別に的確な情報を発信する「防災DX」の理想形 – 日経ビジネス電子版 Special
自治体と市民をつなぐ防災情報アプリ「Smart BOSAI Connect」のご紹介 | デロイト トーマツ グループ
石川県による令和6年能登半島地震被災者への情報提供システム開発を支援 | デロイト トーマツ グループ
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